2011年4月18日月曜日

独自施策と広域連携で鳥獣被害ST0P

平成17年第2回定例会の一般質問において、「ヤマビル被害」について市の対策を伺いました。

ヤマビル被害は、森林の荒廃や里地・里山の整備に手の入らない状況から、シカが森林から里山や里地に出てくるようになり、シカの体について運ばれたヤマビルがそこに落ちて、人に付き、人の体の血を吸う被害です。

そのことに端を発し有害鳥獣問題へ対象課題を拡大させ、イノシシやサル・アライグマ・カラス・ハクビシン・クマ等々の被害を把握するようになりました。 そのように、有害鳥獣の問題に深い関心を寄せている折、秦野市を含む近隣4市1町1村(150名)で構成する「大山丹沢山系鳥獣被害等問題市町村議員連絡協議会」が発足し協議会の幹事となりました。幹事会での意見交換では、秦野市よりもっと被害が甚大な地域が有り有害鳥獣の生息域は当然の事ながら、自治体を超え被害を拡大していることに強い衝撃を受けました。

秦野市独自の対応はもちろんですが、秦野市だけではなく広域に対応を急がなければならないと感じました。

有害鳥獣の引き起こす生活被害の対応は管理捕獲の頭数管理など、神奈川県が施策運営をしている点が多く、市町村単位ではかないません。そこで広域連携を活かした有害鳥獣対策について、県知事と県議会議長へ2度目の要望書を出すこととしています。

皆様のお気付きになられたことも聞かせてください。

次世代に安心と安全を約束できる施設と政策を 焼却場問題の取り組み ゴミ処理の案件は、循環型社会の構築といった点や皆さんが毎日生活する上で、切っても切れない問題です。そしてその施設の老朽化に伴い建て替え問題も大変悩ましい課題でした。私、川口かおるも地元の一員として、また、議員の立場で関わらせていただきました。市側と、十数年代建築場所について平行線状態であった、「ごみ焼却場(以下、クリーンセンター)建設計画」問題に対して、一定の方向性が出ました。 それは、御門自治会が平成21年度の総会において、ごみ焼却施設(クリーンセンター)建設に対し、秦野市と秦野市伊勢原市環境衛生組合(以下、二市組合)に対し地元としてクリーンセンター建設に対し現実的な対応をすることとし、建設に対し平成24年稼働後の施設跡地及び緩衝緑地帯へ、再度の焼却施設を造らないことなどの合意を受けクリーンセンター建設の具体的な歩みが始まりました。 以後、地元と行政側との話し合いの場として「クリーンセンター検討委員会」が作られ、クリーンセンター建設に関わる諸々の課題について問題提起されました。施設そのものの疑問やセンターを取り巻く環境・生活道路及びごみの搬入路としての近隣道路の整備・余熱利用事業など多岐に渡っています。 検討委員会の皆さんの惜しみない協力のもと一つ一つの課題に向き合い地元の皆さんをはじめ秦野市民にとっても安心で安全な施設として運営される強く求めていきます。

視察の現場から

川崎という街が公害を克服し、今では世界に環境問題のパイオニアとして国内外に環境の再生を提唱しています。先人の苦労をバネに今では街づくりの表看板になっています。また、過去に視察した街でも、クリーンセンターを市民の環境の日のメイン会場として、「環境フェスティバル」を焼却場の広場で行うなどしているところが有りました。

小中学生のブースや色々な団体の模擬店など街の厄介施設から「環境をキーワード」に市民の色々な交流の図れる拠点として身近で愛される施設にリニューアルしていました。

秦野市のクリーンセンターもそんな街の施設にみんなの手で作り上げられ運営できたらよいと感じる次第です。そのようなことに向け私、川口かおるも精一杯の努力をしていこうと考えています。

みんなの意見でよい道を

工事終了まで皆様には、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。私、川口かおるも整備の状況に応じ、標識や街灯位置など気付いたところは、担当課と調整し、整備が進んでいます。

大正通り前まで出来上がったカラーリング舗装。今後3年間をかけ整備を行っていきます。電信柱や交通標識等の移設などまだまだ課題も多くあります。

秦野市においても次は、「育樹」です。

生活道路を見直そう「乳牛通り」を快適な通りにかねてより懸案でした「乳牛通り」の改修は、約10年の課題事項でありました、道路の老朽化が進み、そのたび行われる道路舗装は部分舗装・雨水処理も最近のゲリラ豪雨などでは、道路面が川状になるなどの状況や特に通学路として歩く路肩部分に段差加ひどく、歩きづらい状況となっていました。

道路標識やカーブ・ミラーなど状態によっては電信柱も状況のよくないところに設置してあり、子どもたちの毎日の通学だけでなく、一般の方々が歩くにも危険であったり、夜間の照明も不十分な区域かあるなど、多くの課題かある通りでした。早急な対応が求められていました。

そこで、車の往来の激しい乳牛通りの道路の路肩部分の段差をなくすこと、そして特に、通学路の部分は、そこを通る車が、歩く子どもたちにいち早く気づき、安全に運転できるようにと、歩道部分を緑色に着色するカラーリング舗装工事を市に働きかけ、何とかに事着工にこぎつけることができました。

工事範囲は、上記の図のとおりです。平成22年度から既に着工しており、3年計画で、完成は平成24年度の予定です。

緑が映えた全国植樹祭

昨年開催された、第61回全国植樹祭は、神奈川県は初の開催でした。天皇皇后両陛下によるお手植えやお手播きなどの国土緑化のシンボル的な行事を行い、樹本の尊さを再認識する行事です。

神奈川県開催の決定後、式典会場の開催地をめぐり、招致活動がにしまり、県内のいくつかの市が名乗りを上げました。その一つが秦野でした。秦野市は過去、平成5年に「全国野鳥の会」の催しが行われた折、その催しの一つの場所として実施された経過かおり、今回も引き続き秦野で行われることは、非常に難しい:という前評判が立つほどでしたが、秦野市議会において、私、川口かおるは、植樹祭を行うのに、秦野がいかにふさわしい場所であるかを強く訴え、その熱意が伝わり、秦野市の招致活動が始まり、後陣ではありましたが、古谷市長をはじめ、大変多くの方々や団体により市民総ぐるみの大きな活動の渦となり、メイン会場市として招致されました。平成22年5月23日、天皇・皇后両陛下をお招きし、記念すべき植樹祭が実施されました。

諦めずに訴え続けたことが結果として結び付き、秦野のよさを全国の皆さんにお伝えすることができ、とてもやりがいを感じた次第です。 

なお今まで、市内各所で植樹を行ってきました事業を広げていくことはもちろんですが、植樹から育樹という事業の展開も視野に入れるべきです。 

国の事業に、全国育樹祭という事業が有ります。この事業は、皇太子開妃両殿下によるお手入れ(全国植樹祭において天皇皇后両陛下のお手植え・お手播きにより成長した木の枝打ち等)や参加者による育樹活動等を通じて、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されています。

各事業に熱い心と冷静な視点

積極的な取り組みとサポート 昨年は、第1回の定例会において会派を代表して代表質問をさせていただき、2期目の再選をされた古谷義幸市長に対して、市政の取り組みについてお伺いしました。市政発展のために、会派としても手を取り合い、歩んでいくことを確認しました。

また、会期中には4常任委員会において新年度予算の認定を行いました。秦野市での予算特別委員会は、各常任委員会が所管する款別(総務費・土木費・教育費・・)の各事業の審査を行います。

例えば私、川口かおるの所属する文教福祉常任委員会では、教育費と民生費・衛生費の一部の事業やその予算に対して審査を行うものです。ちなみに、9月議会で行われた決算特別委員会は、各会派から選出された12名で行う特別委員会で審査を行う方法を取っています。

その一員として私川口かおるも審査をいたしました。定例議会後の5月には、天皇皇后両陛下をお迎えしての「全国植樹祭」を開催することができました。

あいにくの雨模様の中ではありましたが、生き生きした緑が印象的な植樹祭でした。

また、秦野市の今後の10年を見据えた「総合計画」の策定について素案からの検証及び認定を行いました。さらに日本一働く議会を目指し、議会活性特別委員会を精力的に行い、今年に入って商工会議所会頭・秦野JC理事長をけじめ市民の方々との意見交換会を行いました。

また、大山丹沢鳥獣問題議員連絡会として、秦野市・相模原市・厚木市・伊勢原市・愛川町・清川村と広域な連携を組みここ数年来懸案になっている鳥獣被害について、各地の被害状況の情報交換や対策などを協議し、神奈川県知事並びに県議会議長へ、要望書を本年も再度提出する事とし、広域な対策を要望しました。 

1年間の様々な事業や活動の中の主だった事業をお伝えしましたが、もう少し詳しくご報告をさせていただく内容を以下に記載いたします。

積極的な情報発信と皆さんの声が届く市政とのより太いパイプ役として

積極的な情報発信と皆さんの声が届く市政とのより太いパイプ役として

日頃より、ご支援をいただき誠に、ありがとうございます。 昭和31年8月、秦野の本町地区、乳牛に生まれ育ち、現在54歳となります。市議会議員には47歳で初当選させて頂き、現在「二期八年目」に至っております。地元や、地域並びに各関連団体の皆さんのお役に立つべく、八年間がむしゃらに頑張って参りました。今年の8月、4年に一度の市議会議員選挙が、また行われます。私も、引き続き皆さんのお役に立つ市議会議員を目指し、三度の挑戦に向け頑張っているところであります。

そのような折、ふとした会話の中で、「川口さんが、市議会議員として頑張っていることが具体的に見えてこない・・」というご指摘を頂きました。

一期目当初からの「秦野の水について」や教育関連の子育て支援・スポーツ施策また、地域の急傾斜地対策・道路整備等、さまざまな問題や課題に取り組み、成果を上げていることが多々あるのですが、皆さんにきちんとお知らせできておらず、「何をやってるんだか・・?!」という疑問が出てしまっている現状を目の当たりにし、大変申し訳なく、深く反省しております。

そこで、お詫びの気持ちを込め、ここに、最近1年位の中で、取り組んできたことや、その成果等をお知らせし、私の市議会議員活動のご報告とさせて頂きたいと存じます。

お読み頂き、ご理解をして頂いた上で、引き続き皆さんにご支援して頂くことを、平にお願いする次第でございます。何卒ご理解の上、今後ともよろしくお引き立てのほど、お願い申し上げます。